カテゴリ:December2019



30日 12月 2019
朝に雨が降ったのか、地面が濡れていて、向こうからシャーと海の音が聴こえる。今日も明日も夜が遅くなりそうなライブなので、少し今朝はゆっくり起きた。当たり前のことだけど、天気は毎日違うので毎日感動があって、朝ゴミを出しに外に出るのが楽しみになった。こういう楽しみが東京にいる時は全くわからなかった。ゴミ出しなんて面倒でしかなかったし。鼻に入る空気の水分の含んだ感じを味わっていると、遠く上の空をとんびが一羽、ゆっくり羽ばたきもせず通り過ぎていく。 今日は曇り。雲の少しの灰色の濃淡がベランダの窓いっぱい横にのびてきれい。曇りは曇りでいいものだな。晴れた日にこういう空を見ることはできない。雲の奥に光があるのがわかる。私の部屋の白い床が雲の向こうの太陽の遠い光を反射している。 昨日は成城学園前のクオバディスというカフェ&ギャラリーに、小池アミイゴさんの花の絵を見に出かけた。本を読みたかったのに本を持たずに電車に乗ってしまったので、人のブログを読んだり、寝たり。私の身体が高速で平行移動し、私は寝ていると思っている。どういうことなんだろう、と思いながら、自分の乗っている電車の車両を空想の中で取っぱらって、自分の身体が空中を東に向かう突風に乗りすっ飛んでってる様を思い浮かべてみたりする。 ギャラリーでは詩人の平岡淳子さんがみんなに飲み物や食べ物を出してくれて、白い壁に飾られたアミイゴさんのコスモスや長い名前のデイジーや他にもたくさんの花が、座って話すNAOKOさんの後ろに並んで、それを眺めてるだけでとてもいい気持ちになった。音楽ではできない素敵なこと。先に着いていたNAOKOさんと聖華さんは二人とも白っぽい暖かそうな服を着て座っていた。冬もいいものかもしれない。NAOKOさんが首に巻いてたマフラーのようなもの、花のようにきれいだった。淳子さんにCLIPという詩集をいただいた。2ヶ月に一度、自分のパソコンで作って印刷して出して、第102号。TAKE FREEと書いてクオバディスの本棚に並べていて、ああ私もそれくらいのことができるようになりたい。103号の出た頃またここに遊びに来てみたいな。 10年前いとこの心蕊が撮ったみーちゃんの手。10年前、心蕊は二十歳で、私は30で、母は50代で、みーちゃんがいた。 お隣さんのベランダから子どもたちの歓声が聴こえて、私の窓辺にもふわふわシャボン玉が飛んできた。 そろそろ支度して今日も成城へ。夕方からブールマンで志宏さん、ファルコン、卓ちゃんとライブ。私歌わなくてもいいじゃんと思うけど、歌っちゃうと楽しいからなあ。お会いできる方はまた今夜。そうでない方はまたいつか。今日もどうぞ暖かくして過ごしてね。
29日 12月 2019
昨日の高円寺の記憶がほとんどない。みんなと楽しい時間を過ごした後の、あの満足したような疲れたような感覚はある。昨夜は今度こそ終電に乗りたいという気持ちが妙にあって、帰ると言ったらえこちゃんが何も言わずコートを羽織って一緒に駅まで走ってくれて、なんかすごく嬉しかった。えこちゃんはいつも一緒に駅まで走ってくれる。えこちゃん大好きだよ。名前まで好き。みなさんどうもありがとうございました。みんな今日も元気にしてるかな。STAX FREDはまた31日に出演します。ライブ後にみんなで近くのお寺に鐘つきに行くんだって。楽しみだな。そういえば中村さんにCDを渡すタイミングを逃してしまった。 記憶がないと言ったけど、もうちょっとじーっとしていれば結構思い出せそう。ケイくんの顔や、中村さん、KAZさん、ハチさん、田口さん、のいろいろ、少しずつ断片的にチラホラと浮かんできている。 もう少し若い頃まで、私は本当に嫌になるくらい記憶が細かく、特に人の顔と名前は絶対に忘れなかったし、その人がどんな時どんな風に振舞っていたとか自分の見たものを全然忘れられなかった。でもみんなあんまりにも何も覚えていない風にしているので、そうか、世の中の人同士お互い覚えていないふりをして、また一から接していくのがひとつの作法だったのかと思って、「えーどうだったっけ、覚えてないや」とか言って過ごすようにしていた。細かなことをひとつひとつ思い浮かべながら。なのに最近は思い出せないことがそれにしても随分多くて、まるでどんどん不思議な世界に入っていってるような気分だ。ここをずっと歩いていくとどんな世界に着くんだろう。 昨日と同じパキラの木の前に座っていたら、今朝も、記憶の底の方から、亡くなった人と呼んでいいのか、いろんなことが少しだけ違っていたら会うことができた、大事な存在になったかもしれない、でもいろんなことが違っていたらそもそもその人の存在はなかったかもしれない人のことが頭に浮かんで、思いめぐらせて、気が付いたらハラハラ泣いていた。私は母が40の頃どんな風だったっけとぼんやり考えていたんだった。母はすごく綺麗だった。時々一緒に電車に乗ると、母があんまりにも綺麗で美しく光り輝いているので、総武線で向かいの席に乗り合わせたおじさんが、あの人はもしかしたらそれまで母のような美しい人を見たことなかったのか、母のことをずーっとじーっと、まさに不躾な目付きでいつまでも見ていて、私はそれにものすごく腹を立て、母の横からそのおじさんに向けて、有らん限りの力を振り絞り、全力を込めて睨んだ。あれは母が40よりもう少し若かった頃かもしれない。でもママは今だってすごく綺麗だ。 美人という言葉と beautiful という言葉について考えていた。母はすごい美人なんだけど、ママのことを美人と言う時、いつも少し申し訳ない気持ちがする。そんな小さなものにしてしまってごめんという気持ちなのだ。beautiful だったら、木だって、空だって、海だって、鳥だって、この世界の全てのことなのに、美人なんて、たった人間の女性だけのことにしてしまって、ママをそんな風に小さなものにしてしまってごめんね、って思う。 今日はライブない日なので少し気持ちもゆっくりしている。 成城のクオバディスというカフェギャラリーに、大切な友人とお世話になった方に会いに、その方の描いたお花や首里城や台湾の柚子(日本語では文旦)の絵を見に行こうと思う。今日も晴れていてうれしい。晴れているってこんなにすごいことなんだね。こうやって毎日書くようになるまで、たった空が晴れているだけで自分が毎日こんなにしあわせになるのだとよくわかっていなかった。
28日 12月 2019
冬はいくらぽかぽかでも早起きが難しくて、今朝もベッドでごろごろ。昼寝もしたいのにな。もう出かけなきゃ。 今日は家の前の大家さんの畑で大根を売っている。...
27日 12月 2019
今日も昼間はぽかぽか。窓全開にしてもあったかかった。年末。太陽ってすごいね。少し陰ると風がとたんに冷たくなった。 昨夜は秋葉原 CLUB...
26日 12月 2019
クリスマスも終わり、窓の向こうに見える富士山が裾野の方にかけてまた白くなってきた。 この間のホメリのライブでは、お客さんに一人外国の方がいらっしゃり、あんまり話せなかったけど、お店を出るときに彼は手をあげて、出口のドアからこちらを振り向くようにして大きな声で "Merry Christmas!"...
25日 12月 2019
たまには夜更新。メリークリスマス。 私のクリスマスディナーは蒸したじゃがいも。ゆで卵。ツナ。オリーブオイル。塩コショウ。赤ワイン。 あーよく休みました。...
24日 12月 2019
ああ今日は太陽がいっぱいいい天気。...
23日 12月 2019
ちょっと日があいちゃった。冬の間はもともと大してないキャパが一気に落ちて、何よりもお布団にくるまって寝てゴロゴロ休んでいたい。でも早寝早起きはやっぱり好きだな。私も変わったもの。...
20日 12月 2019
昨日はおやすみでたくさん寝た。ずーっと空が灰色で天気があまりに寒々しくて。冬はそうなっちゃうな。 お昼寝とお風呂をはさんで、ちょっと練習して、よく寝ました。 午前中4時間くらいかけて丁寧にドラム式洗濯機のクリーニングをしていただいて、その間に部屋でCD&小冊子せっせと作った。...
18日 12月 2019
昨日のライブ、来てくださったみなさまどうもありがとうございました。 私はあくまでファルコンレコ発ライブのゲストということだったので、ちょっと歌ったら後ろの方で大人しくしてお酒でも飲んでるつもりだったのですが、平塚 Wood Shop ではサンタナでの Wood...

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